太陽光はもっと活用すべき

当センターでは開設直後から脱原発の一環として太陽光発電設備を建屋の上に設置しました。発電した電力は東北電力に売却し、売電料金で設置費用を返還中です。2015年から発電を開始し、設置費用の450万円弱の約半分を返還し終わったところです。昨年ここで思わぬ障害に見舞われました。 

夏の発電量が多くなり供給電力が過剰となったとき、発電した電力を購入しないという、いわゆる出力制御です。当発電所は10キロワットを超える設備のため、出力を制御するための装置の設置を迫られました。インターネットに接続し、供給電力が過剰となったときには回路を遮断し、売電は不可能となるすシステムです。これを設置しなければ、今後発電した電力は購入しないとのことで、やむを得ず設置しました。設置には40万円かかりました。更にインターネットの接続料金は今後も年間5万円かかります。年間の売電料は42万円でしたから、この1年間の売電料は全くなくなりました。

太陽光発電はいったん設置してしまえば燃費の要らない発電です。石炭、石油やLPGなどの化石燃料を使う発電には燃費がかかります。これら燃費を必要とする発電を止めずに、燃費を必要としない太陽光発電を止めるということは、どう考えても合理的ではありません。出力制御のための設備の設置や運営の費用を含め、無駄な費用です。オーバーにいえば国富の流出といってもいいでしょう。

太陽光発電を止めずに、その他の、もちろん原発も含め、発電の出力を制御して、太陽光発電を優先的に活用しているということを欧米ではすでに実行しいていると聞いています。このようなシステムはできるはずです。国や電力会社に再考を促したいと思います。  Y

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