(2021年3月のコース予定)
(なんと500mもリレーする。否、500mしか。)
双葉町は、2021年1月31日現在人口を、「避難者数」の文字のみで表している。つまり、町内居住者数はゼロ人なのだ。
比較に、富岡町を見ると「町内居住者」1576人と統計しいる。
なぜ、双葉町には「町内居住者」がいないのか?当然、福島原発由来の放射能濃度が高くて、国の指定もあって帰還困難な区域だからだ。こんな放射線被曝の危険があり人も住んでいないところを、東京五輪・パラリンピック組織委員会は聖火リレーの場所として、2021年2月25日公表した。2013年、時の安倍首相がオリンピック誘致の演説で、世界に向かって「アンダーコントーロール」と公言したが、今思えば、まさに、放射線被曝の人体実験に供するために、双葉町民と聖火ランナーとそのスタッフの身と心をアンダーコントロールすると公言していたと言うほかない。
読者の皆さん、下の図を見てください。双葉駅の北1km位のところの国道で3.207μSv/hr(年間換算:28.1ミリSv)、同駅東1km地点で4.195μSv/hr(年間換算:36.7ミリSv)もの放射線が出ているのです。(データ元:原子力規制委員会)
ICRP(国際放射線防護委員会)による国際基準の被曝許容量(一般公衆)は、1mSv/年(時間換算0.114μSv/hr)以下なのです。
読者の皆さん、声を出して、健康と人権を守りましょうよ!