今日(2021年3月31日)の原発災害情報センターには、千葉県からのお客さんが来客した。
お客さんは、展示書籍の棚を見ていて、浪江町希望の牧場で生き続ける牛たちの姿の絵本(※)を見付けて、何の罪もないのに、放射能を飼料の牧草に撒かれ、今を生きるためにこの牧草を食べなけれはならない事態に追い込んだ、人間の不情理に目を覆って、原発への恐りを話されていた。300頭余りの牛たちは、飼い主である吉沢正巳氏の努力によって、命を継いでいる。この牛たちへの同情の輪は東京の住民にも広がっていて、ボランティアとなって吉沢氏の牛の世話に手を指し延べられている。
今日のお客さんは、受け付けスタッフに、必らず届けて欲しいと言われて、牛の飼代にと浄財を置いて帰られた。
原発災害情報センターの役割として、必らず、希望の牧場に浄財(支援金)をお届け致します。
※「希望の牧場」 作:森絵都 絵:吉田尚令