東電核事故がもたらしたものは、福島県民の放射線被曝のみではない。野生いのししの増加に伴なう.被害の増加が甚だしい。特に双葉郡内の民家の被害は、核汚染が暖和の暁には元の住宅に戻れることを期待して、一時帰宅を繰り返して、家財の管理を行ってきたが、現実は、いのしくを筆頭とする野生動物(アライグマ、ハクビシン)が増加して、住宅の中に入り、今や住民主体は、人ではなく、これらの野生動物になっている。家の中は、戸棚が荒されているだけでなく、冷蔵庫のドアさえもこじ明けられている。それ故に、全く人が住める状態でなく、止むなく住宅を解体せざるを得ないと住民は悔しい思いをしている。これも正に、東電核災害の真の現実である。原発立置地区住民には、こういうことも原発があることのリスクと、認識して欲しい。今、この東電核被曝地の災害処理には、多額の税金が使われている。これま.納税者が受けている東電核災害である。
環境省統計で見る害獣の推多