原発災害情報センター会員の声「伝承館で緊急事態宣言発令中の掲示を」

3月下旬、原発災害情報センター会員が双葉町の原子力災害伝承館を訪問されたとのことです。
訪問されての感想が届きました。以下でご案内します。
「伝承館で緊急事態宣言発令中の掲示を」 原発災害情報センター会員 S氏
 先日やっと、伝承館を見学することができた。事故当時に緊急事態宣言を発令したことが展示にあったので、私は「今どうなっているか、継続なのか、解除なのか、それはどこに展示されてますか?」と質問した。コロナでも宣言解除するかどうかは大問題なのだから、展示されてしかるべきなのだ。その答は「どこにも書かれてない」だった。
 私は「緊急事態が解除されてない今も、まだ危険な状態にあることを伝えてこそ、原子力災害を本当に伝承することになる」と食い下がった。職員の方は理解をしたが、権限がある人ではない。地元で原発被害を受け、悔しい思いをしている方々だ。「明るい未来のエネルギー」看板を展示することでも、大沼勇治さんの思いを縁の下で受けとめてきたのも地元職員の方々だ。今こそ、みんなの力で「原発の危険な今」を伝える伝承館に発展させる時だ。


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