福島民友新聞社は.福島医大の坪倉氏に「ふるさと創生賞」を提供とのこと。

坪倉氏は、福島医大の放射線健康学講座教授だ。坪倉氏は東電核事故直後から、福島県に入り、福島県民の放射線不安に寄り添う活動を続けて来たという。
ところで、坪倉氏は、福島県民ではなかったという。どこから来たのか? 東大卒で、10年前は血液内科を専門とする研究者だったという。東電核事故の発生を期に福島県民に寄添う仕事をしたいと、福島県内に入り、南相馬市立総合病院の放射能による体内被曝検査の担当に就いて現在に至り、福島医大の教授に抜適されたとのことである。
坪倉氏は、原子力ムラ・IAEAが唱えているように、「福島県民は、東電核事故後でも、ヨーロッパの一地域程の放射線量を被曝していないから、不安に思わなくて良い」と言う結論に至ったようで、晴れて、山下俊一が副学長に座る福島医大教授に登用された分けである。山下俊一は、長崎大学放射線医学の医者で、福島県に入る3年前の2008年には、世界に発した放射線の危険に対する論文で、「l0~100mSvの低線量被曝でも健康被害が起る」と発表している。ところが、東電核事故に不安な福島県民に向って.「100mSv/年の被曝でも障害は出ない。笑っていれば放射線は、体を蝕まない」と小馬鹿にした説明を繰り返した人間である。このような、福島県民の人権をも否定し、東電の核管理上の過失責任の免罪を企み、かつ、IAEAが狙う「原発事故の重大性の矮小化」に手を染めている人間、山下俊一である。
この山下の眼に叶った医学者であることからも、坪倉氏が決して、福島県民に寄り添っている医学者とはいえない。現に、252人もの甲状腺がん罹患者が出ているのに、甲状腺がんのがん症状の解説を行ったのみで、がんを誘発した原因とも言える東電核汚染との関係に全く触れなかった。言葉多くして煙りに巻く手法を貫いたのである。最近の坪倉解説「放射線教室」では、広島原爆者の2世に遺伝子異常者は出ていない。と言い切って、放射能は恐くないと読者に思わせる仕掛けを行った。


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